第1章 お仕置き?
「…こらっ!」
「…んっ……くぅ………ん、はぁ…」
口の中のものをすべて嚥下した四季は、手のひらに出してしまったものを舐めようと口元に寄せたところで、両手首を掴まれ、ティッシュペーパーで拭われてしまった。手首を掴まれたまま、体を引っ張られ、仰向けで両手をベッドに縫い付けられるように押さえこまれた。
「駄目だと言いましたよね?」
「でも……」
「でもは聞きません。そんなにお仕置きされたいんですか?」
奉仕したことにより疲れたのか、四季は力なく首を振った。その頬はまだ赤みを帯びており、むせた際に潤んだ瞳も七瀬を煽った。
「次は僕の番……ね?」
そういって、四季の首筋を舐めた。左肘を顔の横に立て、右手で肩から腰、胸元を撫でていく。
「んっ………」
仕返しをしないと気がすまないとばかりに四季の体を愛撫していた七瀬だったが、徐々に反応が薄くなっているような気がして、顔を伺った。
「すーー……」
「え…」