第1章 お仕置き?
安らかな表情をして、寝ているのである。
無防備な胸を撫でても、口づけても、起きる気配がない。
「うそでしょ…」
ヤるだけヤって本人は満足かもしれないが、ヤられた側はそうはいかない。しかも、既に一度達したとはいえ、そこはまた熱を持っていた。もて余した熱をどうしたらよいのか…かといって寝ている愛しい人にこれ以上悪戯することも憚られ、七瀬は四季を見て小さく呟いた。
「今日は許してあげますけど……明日は覚悟しといてくださいね」
朝起きた四季が何度謝っても簡単には許してもらえなかったのは、また別のお話……