第37章 水色のジャージ
暦
「スパイク全部止められて第1セットを獲られて…凄く悔しかったです」
東峰
「……」
暦
「私以外にも良いスパイカーは居たから、第2セットから交代するかと監督に言われたんですけど…私は、このまま出たいと言いました」
東峰
「それで…」
暦
「その試合は勝ちました」
東峰
「!どうやって…?」
暦
「相手のスパイクを、徹底的にディグしてやったんですよ(べーん」
東峰
「え"…」
暦
「あと、フェイントやブロックアウトを増やしてって、最後は強打でトドメを刺してやりました」
東峰
(Σ怖っ、トドメとか!)
私は簡単には挫けないのだ!
てか逆に挫いてやったし(笑)
東峰
「でも俺は…レシーブはそんなに上手くないし…」
暦
「レシーブの話じゃないですよ」
東峰
「?」