第4章 レシーブ練習

放課後──第二体育館


準備をしながら、欠伸を噛み殺す。


早朝練の所為で眠たい…


澤村
「そうだ、鳴宮、」


暦
「はい、何ですか？」


澤村
「悪いんだが…日向と影山の方に行ってくれないか？」


暦
「え？」


今なんと？


澤村
「土曜の3対3まで、2人の方に付いててやって欲しいんだ」


暦
「Σえっ、か…」


勘弁してください！


澤村
「頼む。あの2人だけだと、周りの人に迷惑かけるかもしれないだろ？」


その心配はもっともだけど…


暦
「わ…わかりました」


これは更に疲れそうだな〜…