第32章 私の経歴
〜影山 side〜
いきなり体育館にやって来た、暦の従姉の…梢さん?(←うろ覚え)
その梢さんが、俺達に一冊の雑誌を差し出した。
2年前のバレー雑誌…!
主将がパラパラとページを進め、あるページで手を止めた。
全
「‼︎」
皆が、そのページに目を見張る。
やっぱり…暦の記事だ。
菅原
「え、これって…」
東峰
「っ鳴宮…?」
西谷/日向
「Σ暦⁉︎」
田中
「す、すっげえ…」
記事に写ってるのは…カッコ良くて、綺麗な…一人の女子選手。
俺が、同年代の女子バレーで、唯一憧れた選手…“最強の盾”だ。