第4章 レシーブ練習
今ダサいって言った?ダサいって言ったこの人⁉︎
月島
「ていうか、三つ編みお下げにグリグリ眼鏡なんて昭和スタイル、初めて見たんだけど」
山口
「あはは、それは俺も」
ムカムカッ
この眼鏡、お爺ちゃんのお気に入りだったんだぞ!
確かにフレームは古いし、レンズは分厚いし、特別似合ってる訳じゃないけどさ…何故に馬鹿にされにゃならんのだ‼︎
暦
「性悪皮肉屋め(ボソッ」
山口
「⁉︎」
月島
「は?」
睨まれたって恐くないもんね!
暦
「もう落とさないように気を付けてね」
私は、今出来る最高の笑顔を2人に向けた。
暦
「二度と届けないから」
寧ろ見つけたら蹴っ飛ばしてやる‼︎←
私は踵を返して教室の自分の席に戻ると、ムカつきのままに弁当をかっ食らった。