第4章 レシーブ練習
暦
「持ち主が分かって良かった〜」
私は、「はい」と山口君に五百円玉を手渡した。
山口
「ありがとう!えっと………ごめん、名前なんだっけ?」
暦
「鳴宮暦。よろしく、山口君と月島君…だったよね?」
確認しながら顔を見ると、山口君の隣に立ってる月島蛍君は、何故か眉間にシワを寄せた。
月島
「…何で知ってんの?」
何で嫌そうな顔するの?
暦
「初日の自己紹介で、覚えてたから」
月島君って背が高いから、印象に残ってたんだよね。
山口
「眼鏡同士仲良くしなよ、ツッキー」
ツッキー?
月島
「こんなダサいのと一緒にしないでよ」
ムカッ
ダサい…だと⁉︎