第26章 夜の語らい
〜暦 side〜
翌朝、重い瞼を開くと、大部屋の天井が目に入った。
あれ?私、いつ戻って……いや、戻った記憶無い。
夜中に菅原先輩と話してて…ウトウトしちゃって…眠っちゃった⁉︎
で、菅原先輩に運んで貰っちゃったの⁉︎
ウトウトした時点で部屋に戻るべきだった!先輩に迷惑かけちゃった!
兎に角!菅原先輩に謝罪とお礼を…!
ってまだ寝てるか…
私は、後悔と罪悪感と羞恥心を抱えながら、大部屋を出て身支度と朝食の準備に向かった。
食堂に着くと、既に武田先生が居た。
武田
「おはよう!鳴宮さん」
暦
「おはようございます。すみません、遅くなりました」
武田
「全然遅く無いよ?昨日は鳴宮さんのが早かったけど、時間はあまり変わってないから」
あ、本当だ…でも、私が悶々として無かったら、もう少し早く着けたのに…
って、後悔する前に朝食準備しなきゃだ!