第20章 従兄姉の凄さ
夕飯後
お風呂から上がった私は、パジャマに着替えて梢の部屋に向かった。
ノックすると、「はいよー」と返事が返って来た。
部屋に入ると、梢はパソコンに向かって小説のネタを纏めていた。
梢
「あ、風呂出た?じゃ、私も入ろっかな〜」
暦
「宗治が入ったよ」
梢
「なぬ⁉︎レディーファーストの心得の無い兄貴め!許せん!」
暦
「それより、梢、訊きたい事があるんだけど」
梢
「ん?なんじゃらほい」
梢って、本当口調が定まってないよね。
暦
「今日コーチに渡してたノートってなんなの?」
ゲーム中にずっと書いてたやつ。
梢
「ああ、試合の記録ね」
暦
「記録?マネージャーが書くやつみたいな?」
梢
「ん〜それとは違うかな〜♪」