第20章 従兄姉の凄さ
暦
「難関の白鳥沢に推薦入学…宗治って、頭良かったんだ」
宗治
「見直したか(キラーン」
圭織
「ずっと首席だったクセに、卒業と共に半ニート生活…我が子ながら変なタイプよね〜」
宗治
「煩いな!俺は、絵を描いて生きていたいの!」
なんだ、梢の小説の挿絵の為じゃなかったんだね。
伸一
「立派に自立出来るなら、職業はなんであろうと構わないさ」
宗治
「だよね!」
伸一さんは、良い意味の放任主義タイプ。
そんな伸一さんと、優しいけど少々ズボラな圭織さんの間に育った2人は、結構…いやかなり自由人だ。
暦
「白鳥沢…て事は、宗治は“わっ君”の先輩か〜」
宗治
「あー…だな。けど俺、あいつ嫌い」
暦
「?何で?わっ君と特別仲悪くなかったでしょ」
宗治
「暦に馴れ馴れし過ぎる(メラメラ」
梢
「出ました!兄ちゃんのカズコン節!」
わー、メンドくさっ!