第3章 騒がしい初日
澤村
「そいつらと、3対3で試合やってもらおうか。毎年新入部員が入って直ぐ、雰囲気見る為にやってる試合だ」
日向
「えっ、でも、3対3…ですか?おれ達側のもう一人は…」
澤村
「田中。お前当日、日向達の方入ってくれ」
田中
「⁉︎えェ⁉︎俺スか!!?」
田中先輩を2人のチームに…?
澤村
「こういう奴ら嫌いじゃない、って言ったろ」
田中
「関わるのは面倒臭いです‼︎」
日向/影山
「…………」
わー、ばっさり。
澤村
「問題児を牛耳れんのは、田中くらいだと思ったんだけどな……」
田中
「っしょぉぉがねぇなあああ‼︎やってやるよ!嬉しいか⁉︎オイ‼︎」
澤村
「よし」
澤村先輩の乗せ方が上手いのか、田中先輩の扱いが簡単なのか…
澤村
「──で、お前らが負けた時だけど…少なくとも俺達3年が居る間、影山にセッターはやらせない。勿論、顧問の了承も得た上でな」
影山
「…は?」