第3章 騒がしい初日
田中
「でも俺、こういう奴ら嫌いじゃないっスよ!」
大方、共闘してれば仲間っぽく見える!とか、
試合して勝てば文句言われない!とか、
そんな考えなんだろうな〜…
私は、影で大きく溜息を吐いた。
その考えだけじゃ、まだ不十分…大切な事が欠けてる。
澤村
「負けたら?」
日向
「うっ||||」
影山
「どんな罰(ペナルティ)でも受けます」
詰まった日向君とは違って、影山君は物怖じせず答えた。
澤村
「………ふーーーん…」
影山君、勝つ自信があるみたいだ…見ててムカつくくらいに。
澤村
「─丁度良いや、お前らの他に数人、1年が入る予定なんだ」
日向
「!」
へー、他にも新入部員が居るんだ…流石に少な過ぎるとは思ってたけど。