第3章 騒がしい初日
〜菅原 side〜
あーもう、1年生の体入始めに、何でこんな騒ぎになっちゃったんだ…
まあ…入部したらしたで、田中とか常に騒がしい感じだけど。
鳴宮も、まだ正式な入部の前で、部活に来てくれたってのに…
菅原
「鳴宮、」
こんな事になって、なんだか申し訳ないな。
菅原
「初日なのに、色々と煩くてごめんな…混乱しただろ?」
これで入部やめるとか、思われてないと良いんだけど…
暦
「いえ、全く」
菅原
「え?」
予想外のキッパリとした返しに、俺は少し戸惑ってしまった。
暦
「2人の言い争いは確かに煩かったですが、混乱より呆れの方が勝ってる感じなので、大丈夫です」
混乱より呆れ…
暦
「そもそも、菅原先輩が謝る事じゃないですよ」
菅原
「そ、そっか…?大丈夫なら、良いんだけど」