第3章 騒がしい初日
暦
「何で本当に本音言っちゃうの…てか、その本音もどうなの」
さっきから思ってたんだけど…影山君て、実は馬鹿なのか。
澤村
「良いと思うよ、そういうの!」
影山
「─…」
澤村
「でもさ、ボールを落としてはダメ、持ってもダメ、一人が続けて二度触るのもダメ…っていうバレーボールで、どうやって一人で戦うの?」
澤村先輩は、2人に笑いかけた後、再び扉を閉めた。
澤村
「鳴宮は、清水…3年のマネージャーが居るから、来たら仕事教えて貰えると思うぞ」
暦
「Σえ、あ、はい」
そして、すんなりと通常に戻った。
澤村先輩が扉から離れてくと、
菅原
「鳴宮、」
代わりに菅原先輩がこちらに来て、私は声をかけられた。
菅原
「初日なのに、色々と煩くてごめんな…混乱しただろ?」
暦
「いえ、全く(キッパリ」
菅原
「え?」