第3章 騒がしい初日
暦
「…全く反省してないですね。他の人に迷惑かけてないか心配です」
ドガシャンなんて音、どうやったら鳴るんだろ。
澤村
「あんな状態で練習になるか。入部を拒否する訳じゃない。でも反省はしてもらう」
バンバン!
体育館の扉を叩く音。
影山
「すみませんでした‼︎コイツとも、ちゃんと協力します!部活に参加させて下さい‼︎」
影山君の言葉を聞いた澤村先輩が、体育館の扉を開け…
澤村
「本音は?」
影山君を見据えた。
澤村/影山
「……………」
澤村先輩は、影山君をじーっと睨むでもなく見つめ続ける。
影山
「〜っ…試合で…今のコイツと協力するくらいなら、レシーブもトスもスパイクも、全部俺一人でやれればいいのにって思ってます」
はぁ⁉︎
日向
「何言ってんの、オマエェ⁉︎」
澤村
「はっはっはっ‼︎」