第15章 白色のジャージ
澤村
「今は先ず大会だ。及川の言う通り、インターハイ予選まで時間は無い。……けど、そろそろ戻って来る頃なんだ」
田中
「あっ!」
日向
「?何がですか?」
澤村
「烏野の“守護神”」
日向
「しゅ…守護神…⁉︎(ソワソワ」
影山
「なんだ、他にも部員居るんですか!」
菅原
「……うん、居るよ」
影山/暦
「?」
菅原先輩…?
武田
「うお〜い、遅くなると教頭先生に怒られるから、早く帰るよ〜!」
私達は、急いでバスに乗り込んだ。
念の為、翔陽は窓側に座らせ、私はその隣に座った。
色々疲れたな〜…さっきの菅原先輩の反応、なんだったんだろ…?
バスの揺れの中、そんな事を考えながら、私は静かに瞼を閉じた。