第15章 白色のジャージ
金田一
「俺、1年だから敬語とか…タメ口で良いんで」
暦
「あ、ならそうするね。私、鳴宮暦、同じく1年。よろしく、金田一君(ニコッ」
金田一
「あ、よ、よろしく…////」
金田一君は、顔を逸らすとトイレに入って行った。
いや〜、良い人だ、金田一君って。
初対面で敵チームのマネージャーに、タメ口で良いよって言ってくれるなんて!
私が、上機嫌で廊下を歩いていると…
?
「あ、烏野のマネージャー…」
またもや青城の選手と出くわしちゃった。
センター分けの黒髪と、飛雄より少し高い身長…
暦
「えっと…国見さん…?」
確か、試合中にちょいちょいサボってた人だ。
?=国見
「?何で知ってんの?」
この質問、3回目なんだけど…
何よ、選手の名前覚えてるの、そんなに不思議なの⁉︎