第15章 白色のジャージ
体育館の水道
ボトルを洗い終わり、籠を持ち上げたその時、
金田一
「あ……」
らっきょう君…じゃなかった、金田一さんだった。
暦
「金田一さん…で合ってますか?」
金田一
「?何で俺の名前…」
暦
「試合中に覚えました」
金田一さんやっぱ背高いな〜。
ツンツンヘアだから余計高く見える…
って、ボトル持ってかなきゃだった。
暦
「じゃ、私行きますね。今日は、ありがとうございました!」
一礼してから、金田一さんの横を通り過ぎた。
金田一
「…あのっ」
暦
「?はい?」
呼び止められた?何で?