第14章 大王様降臨
暦
「よ、良かった…(ホッ」
その子は、ふにゃっと笑った。
及川
「へぇ〜、心配してくれるんだ?(ニコニコ」
暦
「当たり前です。選手に怪我をさせてしまったら、私…」
及川
「俺は大丈夫」
性格も可愛いな〜♡
暦
「すみませんでした」
及川
「君、名前は?」
暦
「鳴宮暦です」
及川
「鳴宮暦…ね…」
思い出した…この子の正体を。
中学時と大分、雰囲気変わってるな〜…
でも、本人だとしたら、どうしてこんなトコに居るんだろ?
暦
「あの、私急ぎますので、これで失礼します!本当にありがとうございました!」
暦ちゃんは、俺に向かって一礼すると、体育館に向かって走って行った。