第11章 緊張の様子
田中
「ていうか、デカさが必要なポジションに、日向スか⁉︎」
日向
「MBって…ノッポヤロー月島と同じポジション⁉︎」
暦
「ブッフ」
ノッポヤローって…ナイスネーミングセンス(笑)
月島
「(ギロッ」
暦
「ごめんごめん(汗」
武田
「あっ、ちょ、ちょっと、ポジションのおさらいしていい⁉︎」
武田先生は、『バレーボールHOW TO』に目を通しながら確認してる。
バレーの経験は無いって言ってたけど、バレーについて勉強してくれてるんだ…練習試合も必死に組んでくれたし、良い先生だな〜。
セッター(S)、スパイクの為のトスを上げ、攻撃を組み立てる司令塔。
ウィングスパイカー(WS)、攻撃の中核を担う、攻守のバランスが取れたオールラウンダー。
ミドルブロッカー(MB)、ブロックで相手の攻撃を阻み、主に速攻(クイック)で得点。更に囮として、敵のブロックを引きつける。
武田
「──こんな感じでOK?」
澤村
「他にも守備専門とかあるんですが、今回はそれでOKです」
あれ?そう言えば、烏野にはリベロは居ないのかな…?