第11章 緊張の様子
影山
「良いか、日向」
飛雄が、翔陽に向かい合う。
影山
「お前は、最強の〝囮〟だ!!!(ビシーッ」
日向
「!おおお⁉︎」
暦
「あ、なるほど」
日向
「最強の・囮‼︎」
何となく分かった。
日向
「おおお⁉︎ぉぉぉ…なんかパッとしねぇ…」
何故か翔陽がへこたれる。
暦
「なんで?いいじゃん、囮」
日向
「囮が…?」
暦
「うん。昨日みたいに、速攻で得点して、敵ブロックの注意を引きつけて、他のスパイカーを活かす」
日向
「あ!」
暦
「でしょ?飛雄」
影山
「ああ、そういう事だ」