第49章 罪悪感の先
〜梢 side〜
晩御飯の時間、今日は2人居ないから食卓が広かった。
食べ終わった後、私は携帯で電話をかけた。
宗治
《…もしもし》
梢
「あ、兄ちゃん?そっちどんな?」
暦の様子とか。
宗治
《じいさんが、これでもか!ってぐらいに暦可愛がってて、俺邪魔者扱いされてるよ》
梢
「アッハハハ、まぁ殆ど他人だもんね〜」
今夜二人が泊まる家は、暦の母方の祖父の家だから…私や兄ちゃんとは殆ど無関係。
梢
「で、肝心の暦は?」
宗治
《…俺のが先に家入ってたんだが、暦…家着いた時は、割と元気そうだったぞ》
梢
「へぇー」
ヤンデレ君には会わなかったのかな?
まぁ、元気そうなら何よりだけど…
宗治
《…でも、》