第49章 罪悪感の先
〜暦 side〜
病院から駅に向かう途中…
チカ
「バレー部のマネージャー、」
唐突に、チカが喋り出した。
チカ
「やってるんだよな。どんな感じだ?」
暦
「えっと…」
どんな感じって…どう答えれば…
チカ
「烏野だっけな…強いのか?部員はどんな人達?」
暦
「…IH県予選は、ベスト8で終わった…」
話しながら、私は烏野の皆の顔を思い浮かべた。
暦
「皆、良い人だよ。高い目標の分、努力を惜しまない…強い人達」
チカ
「お前より上手い奴は居んの?」
暦
「Σえっ…それは…分かんない(汗」
チカ
「守備は?」
暦
「リベロの先輩が、すっごく上手いよ。主将も守備力高いし…」