第49章 罪悪感の先
暦
「私…」
ユキ
「?」
暦
「バレーは…もう、やってないんだ…」
ユキ
「Σええ⁉︎何で⁉︎」
ユキが、私の腕をガシッと掴む。
ユキ
「ダメだよ辞めちゃ‼︎何で辞めたの⁉︎」
暦
「それは…」
?2
「暦も足を怪我したからだよ」
暦/ユキ
「!」
聞こえた声に…私は、危うく叫びそうになった。
ユキ
「あ、お兄ちゃん。暦来てくれたんだよー」
?2
「俺が伝えたからな。来てくれてありがとう、暦」
暦
「チ、カ…」
?2→チカ
「久しぶり」
振り向くと、チカは…冷たい目で私を見つめていた。