第3章 出会い
僕は影が薄く、かくれんぼをしていて忘れられる事がありました、その度僕は見つけてくれないかと日が暮れるまで待っていました。
この頃はきっと友達が僕を見つけてくれると信じて居た時なので忘れ去られる度悲しい思いをしていました。
《雪ちゃんで最後だね》
《あぁ、見つかっちゃった》
《もう、暗くなるから帰ろうよ》
《そうだね》
《じゃあ、バイバイ明日も遊ぼうね》
《うんまたね〜‼︎》
僕は遊んでいた友達が帰った事に気付かないまま、ずっと隠れていました。
「まだでしょうか…
早く見つけて欲しいです…」
この時、空はもう暗くなりかけていました。
早く見つけて欲しさと悲しさで心細くなっていました
その時、僕の前に影が落ちました、そして顔を上げてみると
少女は笑顔で僕に手を差し出してこう言ってくれました。
『見ぃつけた』
「君は…誰ですか?」
『私は荻原式だよ
貴方のお名前は?』
この時の式さんの人懐こい笑顔と月の光が幻想的で綺麗でした。
この事は本人には秘密ですよ?式さんの照れる姿を見て良いのは僕ですからね火神くん聞いてますか?
火神くん約束破ったらイグナイトしますから
早く続き話せですか?
…本当に話さないで下さいよ?
…では話しの続きに戻りますね。