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The Way【黒子のバスケ】

第7章 鷹の目


心結の家は共働きだった。
公務員として毎日忙しく働く父親と、海外を飛び回る母親。そして心結と弟の四人家族。
父親も母親も仕事熱心ではあるが、まず第一は子供たちのことを考える心優しい両親だった。
隣の家は母が昔から面識のあった高尾の母が住む家、そして同じ市内には祖母の家があった。


心結の弟が生まれてしばらく経ったある日突然、父親が病で倒れ若くして他界。心結が9歳の時だった。
それから母は今まで以上に海外を飛び回り、ほとんど休むことなく働いた。
まだ生まれて間もない弟はおばあちゃんの家。それを心配した高尾の母が心結を預かってくれていた。高尾の家とおばあちゃんの家を行き来する日々。幼い心結にはなぜこんなことをするのか分からなかった。
その影響で、心結と高尾は毎日顔を合わせるようになる。同い年だったこともあり、幼いながら仲良しだった。

その後心結と高尾は同じ幼稚園、小学校に入学し、小学生の時に初めて見たバスケに二人とも釘付けとなり、バスケを始める。そして同じ中学、同じ高校に進学し中高とバスケ部に部員、マネージャーとして入部した。


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