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The Way【黒子のバスケ】

第6章 此処から


数分後。
心結は両手にりんご飴とチョコバナナ、夢はかき氷を持っていた。

「もっと食べたいな~わたし焼きそば買ってくるね!」

「わたしも行く!」


夢は、焼きそば屋台に向かう心結をあとから追いかけた。
お金を払い、二人は焼きそばを受け取ると、いつも聞いている声が。


「おっ、心結じゃん」

「和成!と緑間くん」

振り返ると手にヨーヨーとチョコバナナを持った高尾と、スーパーボールとまたまたチョコバナナを持った緑間だった。


「たっ高尾くん!」

「ん?心結の友達?」

「はっ、はい…」

夢は驚いたようにペコッと頭をさげた。

「おっ、てか浴衣かわいいじゃん。ね?真ちゃん!」

「あぁ…」

「そういうのはいいから!緑間くん困ってる!」

「えーホントのことなんだけどなー」

プンスカ頬を膨らます心結に、高尾もぶーっと唇を尖らせた。

「てか緑間くんチョコバナナなんて食べるんだね」

心結は緑間がチョコバナナを持っていることに気付いて笑った。

「あ、これねーオレが買ったときにさジャンケンで勝てばもう一本くれるって言われて、オレいらないから真ちゃんにあげようと思ってジャンケンさせたら見事勝利で真ちゃんチョコバナナゲットってわけ!」

「緑間くんすごいね!」

「真ちゃんジャンケンめっちゃつえーからなー」

「今日の勝負運は最高なのだよ」


そう言って緑間はチョコバナナを食べた。





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