• テキストサイズ

The Way【黒子のバスケ】

第17章 もう大丈夫





大坪は照れくさそうに笑った。


「可愛い後輩をもってオレ達は幸せだよ」


「へへっ」


それを聞いて、高尾も緑間も心結も少し照れたように笑った。でもなんだか、この会話もやり取りも今日が最後な気がしてとてつもなく寂しくなった。


「じゃあそろそろ戻ろう」


「もうそんな時間か?」


「まだ時間は大丈夫だけど先輩も友達みんなと話したいだろうしわたしたちは帰ろ!」


「ああ、そうだな。すまない。」


「とりあえず戻るのだよ」


「はーい。……あ!先輩!」


「ん?」


「卒業式が終わったらまた会えますか…?」


「もちろん!」


「まだまだ高尾と緑間に説教しないといけねーしな!」


「言いたいこともあるし!」


「じゃあまたあとで待ってます!」



そう言って別れて、時刻は10:00。
定刻通りに卒業式が開会された。



/ 344ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp