• テキストサイズ

The Way【黒子のバスケ】

第16章 ユラユラ





けれどこれをそのまま渡すわけにもいかず、夢は一度このお守りをカバンの中にしまった。


「汚くなっちゃったからまた新しいの作ってくるね!」


「いや、それでいい。お前がオレのために初めて作ってくれたもんだろ?」


「でも汚れてるしボロボロだから!」


「これがいいんだよ!」


こんなに汚いものではなくて、またちゃんとしたものを渡そうと思っていたのだが高尾はどうしてもこれがいいらしい。


「きっとこのお守りのおかげでオレもお前も無事でいられたしこうなれたんだからさ、これがいいんだよ。」


高尾にそう言われ、夢は渋々ながらまたカバンの中からお守りを取り出して高尾に手渡した。



/ 344ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp