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The Way【黒子のバスケ】

第15章 緑とオレンジ




その後は自分達の親の話で盛り上がった。



「真ちゃんとお母さん似てないよね!」


「オレも思った!真ちゃんとは違ってよく笑う人だったし」


「へー見てみたいなぁ」


「よく似ていないと言われるのだよ」


「和成は似てるよね」


「…似ていたな」


「お前も似てんだろ、顔も性格も」



確かに、人からはよく顔も性格も母に似てると言われる。父に似ているところと言えばあまり思いつかないが、今思えば弟の空は父親似だと思う。


「とりあえず、来週は楽しみだな」


「1年ぶりだし、お母さんといろいろしたいなぁ」


「親とゆっくりするといいのだよ」






みんなそう言って喜んでくれた。
なぜだかそれがとても嬉しくて、心結はまた部屋のベッドの上で寝転びながら微笑んだ。


そして二日、三日と経ってとうとう週明け。
いつもなら憂鬱な月曜日もやっと母に会える喜びで気分上々で一日を終えた。
母によると、夜には日本に着くという。
なので時間になったら空と駅までお母さんを迎えに行こうということになった。


家から祖母の家は近く、そこには弟の空が祖母と一緒に住んでいる。
心結は空を迎えに行くために祖母の家に向かった。



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