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The Way【黒子のバスケ】

第15章 緑とオレンジ






「今なんて言った?」


「だから、真ちゃんも彼女いますよ。オレ達って言ったじゃないですか」



そこで先輩3人組は完全に動きを止めた。



「……」


「笑わせんなよ緑間」


「笑わせていません」


とうとう宮地の目から光が失われ、もはや木村は泣いている。


「で、誰なんだ?」


大坪が言う。


「どうせ物好きなブスだろ」


「高槻です」


「高槻?聞いたことあるな…」


「マネージャーの高槻心結です。分かりませんか?」


「やべーオレ分かっちゃった」


「普通にかわいいじゃねーか死ねよ」


「死にません」


宮地と木村はもはやニコニコ笑顔になっている。



「いつからだよ…」


「…2週間前からです」


「早く言えよ…軽トラ持ってきたのに」


「忙しそうだったので…」


「なんなんだよどいつもこいつも…」


「つかマネージャーと部員とか羨ましすぎるだろ…」


「これでバスケ手ェ抜いたら許さねーかんな…」


「オレに限ってそれはありえません」



二人はガクッと肩を落とした。
大坪は後ろから二人の背中をポンポンと叩く。



「クソっ…クソっ…」


「先輩方もきっと大学生になったらいい人が見つかりますよ」


「マジ黙れよ…」


「まさか高尾と緑間両方に先越されるとか……」




その後も3人はずっと肩を落としていた…






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