第4章 秀徳高校バスケ部
「やべーな、やっぱり…」
「そうだな…」
宮地と木村も唖然として頷く。
誰が見ても最高のシュートだった。
「これから一緒にプレイするのか…」
本当にすごい。
心結は改めて感動した。
あの時とは違った感覚。
敵として見るのと仲間として見るのではこうも違うのか。さらに期待が高まっていた。
その日は初日ということもあり、主にひとりひとりの力試しで終わった。明日からは早速通常メニューで練習を始めるらしい。
渡されたメニュー表を見るとかなり厳しいのがわかる。
これも全て優勝を目指すため。
「よしっ、マネージャーも頑張ろっと」