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The Way【黒子のバスケ】

第14章 Beat





「……西堂」



「……っ」



高尾の瞳に吸い込まれてしまうような気がして目が離せない。



「……慰めてくんね?」



「…高尾、くん」


「そしたらキッパリ忘れられるからさ。」


高尾は瞬きすることなく真っ直ぐ夢を見つめた。
いつもなら恥ずかしくてすぐに目を逸らしてしまうはずなのに、何故だか今日は逸らしてはいけない気がして、高尾の瞳に射止められたまま動けなかった。

いつものおちゃらけた顔とは違う、鋭い眼差しに低い声。



「………西堂が慰めてよ。」



「………うん」





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