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The Way【黒子のバスケ】

第14章 Beat



勢い余って心結は言い、緑間はメガネをクイッと上げた。



「あ、マジで?おめでとー!」



もう少し驚くのかと思ったのだが、特段驚く様子もなく笑いながら高尾は言った。



「よかったじゃん二人とも!恋が実って♡真ちゃんにまさか彼女ができるなんてな〜しかも心結とかwww」


「…驚かないの?」


「別にいまさら驚かねーよ!二人から相談されてたしな♡」


「えっそうだったの?」


「そ。心結の時もびっくりしたけど真ちゃんから言われたときはマジで真ちゃんどうかしちゃったのかと思って心配したぜ」


「なんだ知らなかった〜!」


「だってあの緑間が恋とかwwwしかも心結にwww」


「オレが恋をしたらいけないのか」


「別にいけなくないけど予想外すぎてwwwその上恋してドキドキすることを病気になったとか言って相談してきてwwwwww待ってむりwwwwww思い出したらおもしろすぎて笑い止まんねーわwwwwwwブホッ」


「……だから嫌だったのだよ」


「わたしも思い出したら笑いがwww」


「お前らいい加減にするのだよ」


高尾と心結の笑いが止まるのにしばらくかかった。緑間のイライラゲージはMAX直前だ。


「…はぁ〜笑い死ぬかと思ったぜ」


「そのまま死ねばよかったのだよ」


「いや死なねーから!!!」



全力で突っ込んだところで。



「てか、ほんとおめでと。まさか真ちゃんに先越されるとは思ってなかったけど」


「……フン」



「わりーけどこれからも今まで通り接していくんで」


高尾は顔の前で手のひらを上げて見せた。



「それでお願いします」


心結も同じように手のひらを見せた。



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