第4章 秀徳高校バスケ部
その場にいた部員皆が緑間に注目する。
隣に立っている高尾も緑間の方を向いた。
「じゃあ次、マネージャー」
部員の割にマネージャーの数は少なく、心結を含め数えられるほどしかいなかった。同い年のマネージャーは数名だけ。
これは仕事が大変になりそうだ。
すぐに自己紹介の順番はまわってくる。
「1年の高槻心結です!皆さんが安心してバスケに専念できるよう頑張ります!」
心結が自己紹介したところで全員が終わった。
すると部長である大坪が指揮を執る。
「よし、全員終わったな。じゃあまずはゆっくり練習はじめるか。」
「ハイッ!」
「1年もちゃんと返事しろ!」
宮地が早速一喝したところで練習が始まった。