第4章 秀徳高校バスケ部
「俺がバスケ部主将の大坪泰介だ。よろしく!」
「副部長の木村信介。よろしく!」
「3年の宮地清志。よろしく。」
大坪から順に3年生が自己紹介をしていく。
3年2年、結構な数の部員が在籍していおり、新入部員の1年生も相当な数が体育館に集まっていた。
そして心結の他にもマネージャーは数名。
全員の自己紹介をするだけで相当時間がかかりそうだった。
先輩達の自己紹介が終わり、次は1年生へ。
一人ずつ簡単な自己紹介を終えていく。
自己紹介をしていると誰が推薦をもらって来ているかがわかる。緑間はまだ自己紹介をしていないが分かりきっていることだった。
そして残るはあと二人。
「高尾和成です!秀徳にはバスケをするために来ました!ポジションはPG!インター杯優勝が目標なのでよろしくでっす!」
「おお、威勢がいいなぁ」
見てて少し恥ずかしくなってくる。
でもそれが微笑ましくて心結も自然と笑顔になった。
そして高尾のとなりにいた最後の人物。
「帝光中学校から来ました、緑間真太郎です。よろしくお願いします。」
真面目にペコリと頭を下げる緑間。
近くで見ると本当に背が大きい。
周りも大柄な部員ばかりだが、その中でもやはり違う。
周りにはないオーラがあった。