• テキストサイズ

The Way【黒子のバスケ】

第14章 Beat





「それと……っ」


「……ん?」


「わたしが倒れた時、真ちゃんが保健室まで運んでくれたんでしょ?」


「あぁ。オレが運んだ方が早いと思ったのだよ。」


「ごめんね?重かったよね?」


「いや、そんなことは…」


「わたし最近太ったしまさかこんなことになるとは思ってなかったからほんとごめん!でもありがとう!」


心結は本当に申し訳なさそうに顔の前で手を合わせ、頭を下げた。相変わらず顔が真っ赤だ。


「気にするな。…重くなどない。」



むしろ軽くて驚いたくらいなのだよ。




「……高槻」


「ん?」


「あとで話がある。部活が終わったら来るのだよ。」


「は、はいっ」



そう言うと、緑間はスタスタと歩いて行ってしまった。




「………………」



その光景を、高尾は遠巻きから黙って眺めていた。




/ 344ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp