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The Way【黒子のバスケ】

第13章 Heart


今まで毎日会っていたからか、数日間会えなかっただけで胸がきゅうっと締め付けられるようになって、早く会いたいと思ってしまう。


早く顔を見て、声を聞きたい。


またバスケしてる姿を見たい。


これは重症なのかな?
今まで16年間生きてきた中でこんな体験今まで一度もしてこなかったから。



恋とは一瞬で人をおかしくするとはよく言ったものだ。


"緑間真太郎"という存在に出会ってからわたしは変わってしまった。

知る前まではあんなに悪いイメージしか持っていなかったのに、"本当の緑間真太郎"を知ってからは見方が180°変わった。
バスケがうまくて天才で、それなのに毎日一生懸命な努力家で、頭は良いのにバカみたいに鈍感で、変人で、本当は優しくて、でもそこが面白くて大好きでかっこいい。



改めて、本当に真ちゃんを好きになっちゃったんだな、と思う。



「お前といると動悸がする。胸が苦しくなって落ち着かない。」



もしかしたら、というよりこれは両想いなのでは?
いや、さすがにそれは勘違いがよすぎる?


わたしが真ちゃんを好きになったのはぜんぶ真ちゃんの言動のせいだもん。
だから、真ちゃんも本当にわたしを好きなら早く好きだって言って欲しい。
でも、わたしが先に言わないと真ちゃんはきっと気付いてくれない。



もう、こういう時に鈍感すぎる人は本当に嫌!





「わたしから言ったほうがいいのかな……」



とりあえず夢にも打ち明けてみようかな…



静まり返った部屋の中で、心結は呟いた。




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