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The Way【黒子のバスケ】

第13章 Heart


次の日、雲一つない、よく晴れた日だった。
心結は祖母が無事治った安心感と久しぶりにみんなに会える嬉しさで足取り軽く家を出た。

学校に着くと、ちょうど教室に向かっている夢の姿が見えた。


「夢!おはよ!」


心結は走って後ろから夢に声をかけた。
夢はいきなりのことに少し体をビクッと震わせた。


「うわっ心結ちゃんかぁびっくりした!」


夢に会うのは何日ぶりだろうか。一週間くらい経ったような気がする。
二人は話しながらそのまま教室へと向かった。



数日間学校に行っていなくても、何も学校も人も変わっていなかった。友達は心配して声をかけてきてくれたし、特に大変な事はなかった。
1つあげるとすれば、休んでいた分の授業が追いつかないということだけだ。


部活に行っても高尾や緑間はもちろん、監督や他のマネージャーや部員、先輩達も快く迎えてくれてとにかく安心した。改めて秀徳バスケ部は居心地のいい場所だと実感する。



「なんか、数日会ってねーだけですげぇ久しぶりに会った気がすんなー」


「毎日会ってるからね。こんなに和成と会わない日が続いたのは初めてかも。」


「そうかもなーあーー」


「なに?寂しかった??笑」


「いや、全くもって寂しくねーよ?笑」


「嘘はよくないのだよ、高尾」


「嘘じゃねーし!」


「うんうん、寂しかったよね、わかるわかる」


「真ちゃんなんか寂しいのだよ〜って泣いてたんだからな!」


「泣いてないのだよ!」


「そっか真ちゃんもか〜ありがとう〜わたしも二人に会えなくて寂しかったよ〜」


「お前wwwふざけてんだろwww」


「わたし愛されてる〜実は今日夢にも言われた〜」


「うっざwww」


「さすがに今のはオレもイラッときたのだよ」


「えっ二人ともヒドイ」




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