第3章 朝のはじまり
朝日が窓から射し込み、日紫鬼は目を覚ました。
眉間にシワを寄せ、まだ半開きの目は油断したらまた閉じてしまいそうだ。あくびを一つすると、ベットから離れた
日紫鬼「おはよ」
日紫鬼はベットの横に立てて置いてある刀に声をかけた。そしてまず、顔を水で洗い
歯磨きをしてボサボサになった髪を櫛でまっすぐにとかした。自慢の長髪はまるで夜露を含んだかのような美しい黒い髪
髪をとかしたあと、朝ごはんの準備をする。
テーブルには食欲をそそる美味しそうなご飯があり、日紫鬼はゆっくりと椅子を引いて座り、胸の前で手を合わした。そして一言
日紫鬼・?『いただきます』
?「うっ、魚の骨がっ;ゲホッ、ゲホッ!」
日紫鬼「あ、大丈夫?ほら水」
?「おぉ、サンキュー」
日紫鬼「気をつけて食べろよな…」
あれ…何かおかしいぞ。
パッと前を見ると天然パーマの銀髪、死んだような魚の目を持った男がいた。日紫鬼はこの男を知っている。