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半妖は妖屋

第4章 変わり者


窮鼠「それで、話があるんじゃ?」
日紫鬼「あっ、そうだ!」

日紫鬼はここに来た理由を思い出し、ポケットからあの袋を窮鼠に渡した

窮鼠「これは…猫の毛か」
日紫鬼「さすが鼠。猫妖怪だってのはわかったんだけど…妖力が微量すぎて何の妖怪が分からないの」

窮鼠「うーん…この妖力は………ちょっと待ってろ。本とってくる」

窮鼠は再びカウンターの奥にある部屋に入っり、5分で分厚い古本を抱えて戻ってきた。
そして古い本を開いて、ある妖怪が書かれたページを開いた

窮鼠「あった。これだ…化け猫」

【化け猫(バケネコ):その名のとおりネコが妖怪に変化したものである。尾が二股と伝えられる猫又と異なり、尾は1本として描かれている。猫又と混同されることが多く、その区別はあいまいである】

日紫鬼「化け猫か…」
窮鼠「明るい間に化け猫を探すのは難しいぞ。探すなら夜がいい」
日紫鬼「(夜…なら、勘九郎組には今すぐ行った方がいい)…ありがとう、窮鼠」
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