第4章 どうしてか、愛しすぎて……
壁に押しつけたまま、首筋に舌を這わせる。
「ぁ……蛍、くん……」
シャツのボタンを外しながら、もう一度唇を重ねる。
「……ぁん」
無理やり舌で唇をこじ開けて、ぐっと舌をねじ込める。
小さい口を手当たり次第に嘗め回し、隠れた彼女の舌を絡め取ると、唇で吸い込んで弄ぶ。
必死になってる自分。
なにそれ。
左脳がそう叫んでる。
でも自分を止められない。
ぐずぐずと足が頽れそうな彼女を抱きかかえる。
「け、蛍くん……っ?」
「こんなところで押し倒されるのがいいの?」
2階にあがって、自分の部屋に入ると、彼女をベッドに下ろす。
「はなさん、全部見せて」
「ぇ……やっ、や、まだ、だめっ……」
「ダメじゃないでしょ」
「だって……」
「もう言い訳はいいから」
ちょっと無理矢理にシャツとスカートを下着ごと脱がせて裸にひん剥く。
いつまでもぐずぐず考える人は、手加減してたらきりがない。
荒療治だけど、躊躇してられない。
「はなさん、こっち向いて」
「……や、みないで……恥ずかしい」
小さい身体が丸まっている。
「焦らさないで」
少し強く言って、両腕を片手でベッドに縫いとめる。
つんとした乳首を口に含んで舌でころがすと、すぐに彼女が熱い吐息を漏らす。
「……ぁんっ……あ…」
彼女が腰が軽くビクンと跳ねる。
指と唇で、両方の乳首を遊び、さらに腰や下腹部をも味わう。
チュッ、チュッ。
肌を吸い上げる音と、彼女の息遣いだけが部屋に響く。
「あっ、んんっ……」
既に愛液に満ちたアソコを舌で刺激すると、細い太腿が震えた。
「もうここビチョビチョだよ。はなさん、感じやすすぎ」
「ちがっ……」
「だってほら、すごく濡れてる」
指でアソコをゆっくりかき混ぜる。
「あぁんっつ……」
クチュリ、クチュッ……
丁寧に指と舌で彼女の秘所を弄ると、どんどん奥から蜜が溢れてくる。
ねっとりとどこか甘い愛液は、自分を誘うみたいに、滴ってくる。
「や、もう……やぁ……」
彼女の手が髪をひっぱる。
「お願い……もう、ムリ……我慢、で、きない……」
彼女の腰が誘うように揺れる。
「もう挿入て欲しいの?」
目を閉じて、泣きそうな顔で小さくコクンと頷く彼女が、すごく卑猥に感じた。