第5章 05-裏
ふわふわと尻尾が踊り、ピクピクと耳が痙攣する。その耳にマルコが手を延ばした瞬間。
痛いほどペニスを締め付けられ、マルコはのナカで果てた。
肩で息をしながら、がマルコの上に倒れ込む。「耳、弱いの」と弁解するように言えば、マルコはただ「すまなかったよい」と呟いた。
「ごめんね、マルコ。無理矢理しちゃって……」
「別に無理矢理じゃねェよい。嬉しかったし」
「本当!?」
「あぁ、本当だよい」
に愛してもらえた事。こうやって1つになれた事。嬉しくて、幸せだった。笑ながら言うと、も嬉しそうに微笑む。
笑うをギュッと抱き締め、マルコは欠伸を漏らす。それに釣られるように、も欠伸を漏らし、眠りに就く。耳元で鳴る、マルコの心音を聞きながら。