• テキストサイズ

先生っ、なんで?

第1章 いつもの日常






「冷たいなぁ〜私お客様だよ
もっと丁寧に扱って欲しいよ」


「お前がお客様なわけあるか、
またどうせ用もないのに
時間でも潰しにきたんだろ」



先生の言う言葉は怖いが
それを言う口調はとても優しい


そんな先生の声を聞いて思わず
口角が上がる







私は本田先生が大好きだ。
人としても先生としても。




そして、一人の男性としても



その優しい喋り方と
時々見せる笑顔に
ドキドキさせられっぱなし



小さい頃は
翔太の家に行くと私と翔太の面倒を見てくれていた


でも
年が離れていて
私が小学生中学年になる頃には独り立ちして
会うことも無くなっていた


しかし、たまたま、この学校で再会し
かっこよくなった本田先生に
心を打たれた






掃除の時間は必ずと
言っていいほど本田先生のところに来ている。


叶うはずのない恋だと知っていても
本田先生の事を
好きでいることに抵抗は感じなかった





本田先生と雑談を交わし
しばらくたち、保健室の扉がガラガラと開いた。


雪歩だった



「ほら、もう時間だからサボってないで行くよ」


雪歩に呼ばれ名残惜しそうに立つ

本田先生と目が会うとにっこり笑ってくれた


こういうところ本当にずるい。
めっちゃかっこいいじゃんとか思いつつ
教室に帰った
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp