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先生っ、なんで?
第1章 いつもの日常
長い授業も終わり掃除の時間になった
私はある場所に向けて一目散に向かう
胸がドキドキしているのが
自分でもわかった気がした
目的の場所に着くと
勢いよく扉を開けた。
ふんわりと消毒液の匂いがする。
「せーんせ、遊びに来たよーん」
シーンとしていた部屋に
私の声がこだまする
そして
私の声を聞くなり
奥に座っていた男がイスを
回転させ振り返る。
「なんだ、またお前か。
今度は何の用だ、つまらん用事だったら許さんぞ」
ケラケラと笑いながら
そう言ったのが
本田先生だ
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