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溺れる

第6章 お届けもの


みんなが帰った部屋を菜穂ちゃんと片付けていると、私が座っていた辺りに時計の落とし物。

菜穂:「大変だ!どうしよっか!?」

二人で、高級そうな時計を見ていると、私のスマホが鳴った。

依公子:「あ!太輔くん!そう言えば…」

菜穂:「え?連絡先知ってるの!?」

依公子:「うん。交換してくれた…」

緑色の点滅がlineであることを知らせてるし、メッセージが画面に出てる。

菜穂:「たぶん誰も聞かれなかったと思うよ?依公ちゃん良いなぁ♪」

笑いながら、私を見てまたグラスを運び始めた菜穂ちゃん。

<太輔 →依公子>
さっきはありがとう♪ちょっと見てほしいんだけど、時計忘れてないかな?

<依公子→太輔>
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました!時計、見つけたところです♪お届けしましょうか?

<太輔 →依公子>
じゃぁ、お願いします♪部屋番号2325だから。

<依公子→太輔>
ハイ!まだ起きてますか?行く前にまた連絡しますね♪

いつの間にか横に立ってた菜穂ちゃんが

菜穂:「依公ちゃん、ニヤニヤしてるよ?」

嬉しそうに抱き付いて来た。




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