第5章 飲み会
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依公子:「た、太輔くん…!」
顔を赤くしながら、絞り出すようにやっと名前を呼んでくれた彼女に、嬉しくて頬にキスをした。
依公子:「っ!?」
驚いた彼女は慌てて出て行ってしまった。
まさか、プライベートで壁ドンするとは思ってなかったから、自然と出た自分の行動がおかしくて、一人で笑っていると、
北山:「えぇ?みなさん子持ちの主婦なんですかぁ!?見えね~!」
と叫ぶ声が聞こえた。
その声に顔を上げた瞬間、ドアを押された気がして、振り返えると少し開いたドアの隙間から彼女の手が出て来た。
俺がドアを開けると、
依公子:「あ、え?太輔くん?」
太輔:「おかえり♪」
依公子:「う、うん。え?そこに居たの?」
太輔:「ん♪待ってた♪オレ依公子さんと話したいから♪」
また、顔を赤くした彼女が持つ氷を持って、手を引いて奥へ歩いた。
菜穂:「ありがと♪依公ちゃん♪太ちゃんと行ったの!?」
太輔:「イエ、一緒に行かせてもらえませんでした(笑)」
愛子:「行ってもらえば良かったのにぃ♪」
コの字に置かれたソファには、
菜穂、北山、千賀、二階堂
玉森
愛子
宮田
横尾、由実
と、座って居たので、
空いてる所に二人で座った。