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溺れる

第5章 飲み会


菜穂:「パジャマなんて恥ずかしい…」

手を頬に当てながら袋の中の物を出す
菜穂ちゃんの近くのソファに北山くんと千賀くんと二階堂くんが座った。

袋の中身を手伝い始めてくれた横尾くんに由実ちゃんが「すいません♪」と言いながらソファの前のテーブルに運んだ。

依公子:「菜穂ちゃん、氷取ってくるね!」

菜穂:「うん♪」

ドアの前まで来たら、後ろから

太輔:「そんな格好で出ちゃダメだよ!オレが行ってくる♪」

と、藤ヶ谷くんが声をかけてくれた。

振り返って、

依公子:「そんな!藤ヶ谷さんの方が見られない方が良いでしょ?」

と言うと、ゆっくり近付いて来て、

太輔:「名前で呼んでくれないの?」

目の前まで来てそう言う。

依公子:「え?イヤ…恥ずかしくて無理です…」

となんとか答えると、

太輔:「じゃぁ、呼んでくれるまで離してあげない♪」

そう言って、ドアに手を付いて壁ドンの体制になった。

近すぎて、真っ直ぐ彼が見れなくて顔を反らした私の耳元に

太輔:「呼んで…?」

私の好きな声で囁くように言う。

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