第7章 食べる
「あっ…はぁはぁ…んっ…あんっ…はぁっ…」
クリの上を、彼の舌がじっくりと這う。
温かくて…すごく柔らかくて…
気持ちよすぎて…
壁に預けた背中がずり下がってくる。
「あ…あん…はぁはぁ…あん…」
刺すような刺激がおさまって、身体がふわふわしてくる。
でもお腹が…腹筋の辺りが…なんかビクビクしてて…
「はぁ…はぁ…はぁはぁ…こんなとこで…だめぇ…」
「何がダメなの?」
「身体が…震えてきちゃう…!」
「身体のどこが?」
「中が…」
「中って…」
彼が立ち上がる。
私の顔を見下ろす。
「……!」
喘ぎ声をあげるふにゃふにゃした顔をまともに見られて、私は恥ずかしくなる。
「中ってここ?」
彼は私の割れ目に指を入れた。
「んああっ!」
自分でビックリするくらい大きな声が出た。
「熱い…濡れてる…サキちゃんの中…こんなに…」
中を確かめるように彼の指が、そっと動く。
「あっ…あ…んっ…ううん…」
「はぁ…サキちゃんの中…ぎゅって…僕の指をぎゅってするよ…わかる?」
すごく顔を近付けて、彼は私の目を覗き込む。
「わか…る…はぁ…はぁはぁ…」
ちょっと痛い…ちょっと痛いんだけど…
それを上回るぐらいの気持ちよさが…
私の身体を、
私の頭を支配し始めた。