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境界の先

第6章 泣く


「自由だよ、サキちゃん。逃げるかい?」

私の身体を仰向けに転がし、私の手首をそっとつかんで、彼は私の顔を見下ろす。

私は首を小さく横に振る。

「僕と sex したいから?」

それには答えられなくて、ただうつむく。

わからない。
したいわけじゃないけど、されても仕方ないと思う。
したいのかな…。

彼はそんな私の顔をしばらくじっと見下ろす。

「まぁ、どっちにしてもやるけどね」

私の顎をグイッと手で上げて、彼は私の顔を覗き込む。

「……」

「僕、それぐらいしてもいいようなことされたよね?」

「……うん」

私は頷く。

彼の視線は私の胸元に移動する。

そしてゆっくりと手で触れる。

「綺麗な胸だね、サキちゃん。僕はこれが気に入ったよ」

「……」

逢坂くんが…私を…私の胸を…。

私は彼の顔をそっと見上げる。

「うれしい?」

彼が首を傾げて問いかける。

私は頷く。

彼はフッと微笑む。

「じゃあこれは、これから僕のものにするね」

「うん…」

「ふふ…」

彼は唇でそっと乳首をくわえる。

「あっ……」

熱い…身体の奥まで熱くなる。

舌と唇でチュパチュパされる。

「あっ…あん…はぁ…あん…んっ…はぁ…はぁ…」

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